どんどん話すための瞬間英作文トレーニング【レビュー】

英語上達完全マップに従って英語を勉強しています。
英語上達完全マップでは、音読と瞬間英作文がトレーニングの2本柱になっていますが、こちらの本は瞬間英作文の最初の一冊として想定されている本です。

『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』が終了しましたので、その感想を書いておこうと思います。

これからこの本を使ってみようかと思っている方の参考になれば幸いです。

1.瞬間英作文のやり方

この本では、すごく簡単な日本語を瞬間的に英語で言うトレーニングを行って、英語の知識をうまく稼働できるようします。
本の中の言葉を使うなら、頭の中に「英作文回路」を作ります。

たとえば、この本の最初の例文は、
「これは良い本です。」

これをパッと日本語で言えるようにします。
これは良い本です。→ This is a good book.
どうでしょうか。簡単ですね。

続いて疑問文はどうでしょう。
「あの本はおもしろいですか?いえ、おもしろくありません。」

わたしは疑問文になったとたん、パッと出てこなくなってしまいました。
あの本はおもしろいですか?いえ、おもしろくありません。
→ Is that book interesting? No, it isn’t.

言われてみれば簡単な英文ですし、ちょっと考えればわかるのですが、パッとは出てこず、自分の中の英作文回路ができていないんだなと痛感しました。

このような簡単な日本語が見開きの左ページに10文ずつ、右ページに対応する英語が書いてあり、パッと英作文をしていくというトレーニング本です。

2.進め方 自宅+通勤の車内

わたしは、まずは自宅で本を見ながらトレーニングをしていきました。
最初の1、2周はけっこうつらく、脳の今まで使ったことがない部分を使っているような変な感覚になり、相当疲労したのを覚えています。

それでも3周、4周と続けていくとかなりスラスラと言えるようになっていきます。

本には音声もついているため、スマホに取り込んで、通勤の車内でもトレーニングをしていきました。
音声は、日本語→ポーズ→英語という流れになっています。
この「ポーズ」の間にパッと声に出して英作文を行いますが、本ではすぐに言えても音声となると時間が短くてより難しかったです。

何周もしていくと段々と文章を暗記するようになってしまいます。
そうなると、瞬間英作文ではなくなってしまいますので、その段階に来たら本は終了しましょう。

3.話せるようになるか→この本だけではなりません

この本は、あくまでも英作文回路をつくるための基礎練習です。
そのため、当然ながらこの本を終えても話せるようにはまったくなりません。
話せるようになるためには、もっと色々な単語や文型がスラスラ出てくるようにならないといけないからです。

この本が終われば、次は第2ステージ向けの「スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング」や、続編の「おかわり!どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」など次々に課題が待っています。

わたしの場合は、「スラスラ」へ進みましたが、ある程度英語の勉強をつづけたところで、結局続編の「おかわり!」もやりました。
英会話の練習をしている中で、全然言葉が出てこないけど、本で見たことある文はパッと言えるという経験をしたため、簡単なレベルでも数をこなしておいた方が良さそうだと思ったためです。

まとめ

英語上達完全マップはすぐに結果が出て英語がスラスラ話せるようになる方法ではなくて、スポーツのようにまずは退屈な基礎練習から始まります。

それでも、この本のような基礎のレベルの本から着実にこなしていくことで、確実に力はついているという実感が得られました。

基礎から英語の実力を身に着けていきたいと思っている方にはぜひやって欲しい一冊です。