結婚して二人暮らしをはじめようとすると、今まで使っていた一人人暮らし用の家電だと小さく、冷蔵庫や洗濯機、炊飯器まで様々なものを新しく購入しないといけません。
はじめは選ぶのが楽しくても、環境の変化もあいまって、だんだんと選ぶのが疲れてしまいますよね。
今回は、わたしが結婚して二人暮らしをはじめるときに購入した冷蔵庫を、どんな点を考えて選んだかを含めてご紹介したいと思います。
目次
最初に結論:両開きでスリムな412Lの冷蔵庫を購入
わたしは、築10年以上のやや古い賃貸アパートで二人暮らしをはじめました。
しばらくは二人暮らしですが、将来的に子供も1人か2人は欲しいと考えていました。また、仕事の都合上、転勤する可能性もあり、将来は一軒家に住むのか、ずっと賃貸で暮らすかは分かりませんでした。
そんな自分の状況を考えて、シャープの両開きの冷蔵庫を購入しました。(購入したモデルと同等の最新モデルをのせています)
次からはどのように考えてこちらの商品を選んだのか説明します。
冷蔵庫のサイズの目安:310~450L
まずは購入する冷蔵庫の大きさを考えました。冷蔵庫の大きさの目安でよく言われる式があります。
70L×家族の人数+常備用100L+予備スペース70L
これで計算すると、
2人だと70L×2+100+70=310L
4人だと70L×4+100+70=450L となります。
いまは夫婦二人暮らしですが、将来的には子どもが1人か2人欲しいと思っていましたので、310~450Lくらいの範囲で探せばよいと分かりました。
冷蔵庫は両開きか観音開きがおすすめ
冷蔵庫の扉の開け方は次の3種類があります。
・片開き(右開きまたは左開き)
・両開き
・観音開き
冷蔵庫を部屋の右隅に置くなら右開き、左隅に置くなら左開きが便利です。
すでに家を購入していて、今後ずっとそこに住むという方なら、片開きの冷蔵庫は選択肢も多くて良いでしょう。
ただ、わたしの場合はまだ賃貸で暮らしていて、今後引っ越す可能性もありました。そうすると、今後住む部屋によって冷蔵庫を置く場所の間取りが違うかもしれません。もし、引っ越した先で今とは反対側に冷蔵庫を置くことになって、開けるたびに細かいストレスを感じるのは嫌だなと思いました。
そのように考えると、どちらからも開けることのできる両開きや、観音開きの冷蔵庫がとても魅力的に感じました。
冷蔵庫の幅はスリムな方が良い:観音開きは大きすぎ
観音開きの冷蔵庫はとても大きいものが多いです。容量が500Lを超えるものも多く、5~6人家族の方や、食べ盛りの子どもがいる家庭に向いています。
中には500L以下の観音開きの冷蔵庫もありますが、どれも問題があります。それは、冷蔵庫の幅が大きいことです。
冷蔵庫の幅は規格がいくつか決まっているのか、観音開きの冷蔵庫はどのメーカーも、685mmとか、小さくても650mmという幅があります。
狭い賃貸で暮らしていると、購入した冷蔵庫が玄関や部屋の扉を通るかどうかを考えなければいけません。玄関から入らない場合、庭やベランダの窓から入れる方法もありますが、追加でお金がかかってしまいます。試しに住んでいる部屋の扉の幅を図ってみたところちょうど70cmしかなく、ぎりぎりで入るかどうか不安なところでした。
そうなると、あまり大きな冷蔵庫は選びにくいです。
両開きの冷蔵庫はシャープからしか出ていませんが、非常に好評のようで30年以上前からつくられています。現在、目安サイズの310~450Lに合う商品は現在2種類ありますが、どちらも幅は600mmと観音開きの冷蔵庫に比べるとスリムです。
冷凍庫や野菜室は大きい方がいい
ここまでで購入すべき冷蔵庫が2つに絞られました。
正直、どちらを選ぶかは好みで良いかと思いますが、わたしの場合は将来2人の子どもが欲しく4人家族になる可能性があったこと(実際にその後4人家族になりました)、そして冷凍室と野菜室の大きさを重視して大きな方を選びました。
わが家はあまり作り置きをせず、ふだんは冷蔵庫の中にそれほどモノは入っていません。その代わり、購入した肉はすぐに冷凍したり、日持ちのする冷凍食品をよく利用するため冷凍室は大きい方が良いと思いました。
野菜室については、野菜を入れるのはもちろんですがわが家では「お米」を入れています。というのも、一度ふつうに米びつで保管していたところ、中に虫がわいてしまい怖い思いをしたためです。それ以来、購入したお米はジップロックなどで小分けをして野菜室で保管するようにしています。いつも10kgのお米を購入するので、基本的に野菜室の半分はお米が占領している状態です。
このような理由から、大きな方の冷蔵庫を購入することにしました。
まとめ
冷蔵庫を購入してもう5年以上が経過しました。その間、実際に引っ越しも経験しましたが、前の家でも現在の家でも冷蔵庫の搬出入はトラブルなくできています。また、たまたまですが冷蔵庫を置く場所が部屋の反対側になり、両開きのメリットを実感しています。
さて、実はここまで読んだ方は気づかれたかもしれませんが、この冷蔵庫の容量は412Lですので、4人家族の目安(450L)には足りていません。いまは子どもが小さいから特に困っていませんが、もし今後子どもが成長して食べ盛りになったら、容量が足りなくなるかもしれません。
でも、そのときには冷蔵庫も購入してからかなり年数が経っているので、そのときの家庭状況に合わせてまた買い替えればよいと思っています。
冷蔵庫もふくめて家電製品は10年ほどもすれば買い替えるのが普通です。新婚のうちから、10年以上先のこと(食べ盛りの子どものこと)を考える必要はありませんので、ぜひ現在と近い将来のライフスタイルを考えて商品を選んでください。この記事が、これから二人暮らしをはじめる方々の参考になればうれしく思います。